2010-09-30

もえた日

山の辺の道を歩いてきました。

前回は石神神宮から長岳寺まで歩きましたが、
今回は大神神社を目指します。


テキトウ図


山の辺の道には多くの神社・古墳・遺跡がありますが
私が行った場所を記録してます。

近鉄天理駅 11時出発
商店街を抜け、天理教教会本部の前を通って
11時30分 石上(いそのかみ)神宮到着
私はこの石上神宮が大好きで、何度か来ていますが
木々におおわれた薄暗い参道に入ったとたん、いつもスッとした空気に包まれます。

鳥居の前にある、柿本人麻呂の歌碑

「未通女等(おとめら)が 袖布留山(そでふるやま)の瑞垣(みずがき)の
 久しき時(とき)ゆ 思しき吾(われ)は」


石上神宮は日本最古と言われる神社のひとつ。
ご神体は、神武天皇に献上された
「布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)という神剣です。
この拝殿の裏は、神剣その他諸々が出土した禁足地。
          

石上神宮には、ニワトリが放し飼いにされています。なごむ。

尾を自慢するニワトリ

          
目の前をよこぎるニワトリ
              

木登りするニワトリ

















11時45分 石上神宮出発
山の辺の道は案内版が充実しているので、
方向オンチの私でも余裕で歩けます。

塗装されてない細道とか、アスファルト道路とか。



トンボがいっぱい飛び回っていました。




12時20分 夜都岐(やとぎ)神社到着


こんな住宅街も抜けたり。
野菜の無人販売所も点在します。


ミカン畑が多い。



13時11分 田んぼの中に立っている柿本人麻呂の歌碑
「衾道(ふすまじ)を 引手(ひきて)の山に妹(いも)を置きて
 山路(やまじ)を行けば 生(い)けりともなし」



邪馬台国畿内説を主張
                      

親切すぎる看板
                                       
13時24分 長岳寺到着
ここは弘法太子が建造したお寺です。
平安時代の重要文化財 鐘楼門。

境内は明るくて静か

前に訪れたのは10月で、紅葉がたいへんきれいでした。



ここは、10月~11月に開帳される「大地獄絵」が有名ですが、
もうひとつ有名なものが。
縁側から上を見上げると

血天井~
これは手か?
さらにハッキリと


ぺったり
                            
冷たい三輪そうめんで腹ごしらえして



14時15分 長岳寺出発

額田王と高市皇子の歌碑
里中満智子「天上の虹」の世界

高市皇子が、亡くなった想い人、十市皇女を詠んだ歌ですね。

 
トイレも設置されているので安心です。


15時14分 檜原(ひばら)神社到着
三輪(みわ)山上にある磐座(いわくら)がご神体で、本殿・拝殿ありません。
この珍しい形の鳥居があるだけ。三ツ鳥居です。



そろそろ両ふくらはぎがダルくなってきますが
細い道を抜け、急な上り坂を力を振りしぼってあがると
15時43分 狭井(さい)神社到着

この神社からは、三輪山へ登ることができます。
三輪山は神の宿る山。大神神社の御神体。
入山料を払い、たすきをつけて登ります。
入山時間は制限され、飲食禁止、写真撮影禁止。
以前に登ったことがあります。最初は小川なども流れて楽勝ですが、
頂上直前に急勾配で、けっこうしんどい。


三輪山への入口


そして16時12分 大神(おおみわ)神社到着



大神神社も日本最古の神社のひとつ。
本殿はなく、拝殿の後ろに檜原神社と同じ三ツ鳥居が立ち、その後ろは三輪山。
年に一度、元旦にのみ帳が開けられ、鳥居を見ることができるそうです。



最後に三輪山を撮影
はるか昔の人たちも、このように
神の山を仰ぎ見ていたと思うと、不思議な気持ちです。




16時50分 JR三輪駅到着 さすがに疲れました~。
天理駅からここまで歩いた歩数は

消費カロリーは531kcal
脂肪燃焼量は32.2gです。やった。