2012-09-10

東大台ヶ原


大台ヶ原は吉野熊野国立公園にあります。
5月19日、東大台ヶ原へ行ってきました。

近鉄電車で大和上市駅に8時50分ごろ到着。9時発大台ヶ原行きのバスはすでに来ています。
バス整理券をもらう際、「登山届け出してね」と言われました。こんなの書いたの初めて。
新緑の季節なうえに快晴なので、バスは満席。「次のバスに乗って」と断られた人たちもいました。
大台ヶ原行きは9時発と9時30分発の2台しかないため、かなり不便です。(平日は9時発の1往復のみ)
2時間後、大台ヶ原へ到着。


まずはビジターセンターへ寄って100円で地図を購入。
シャクナゲはもうあと1週間後!と言われました。残念。

テキトウトレイル・マップ



帰りのバスは2時30分発か3時30分発。これに乗らなければ帰れません。(念のため3時30分発の整理券をもらった)
コースを相談したところ、シオカラ谷を通過するルートは高低がきつくてスピードアップできないかもとのことだったので、尾鷲辻からビジターセンターへ戻るルートを候補にいれて、11時12分、登山口をスタート。
時計回りでまずは日出ヶ岳展望台を目指します。




25分も歩くと出たよ階段。しんどいよ~。
どうでしょう階段を上がるときはすれ違う人に挨拶しなくてもいいことにしませんか…。


11時41分 展望台に到着。ここでお昼のおにぎり。


お~乗鞍や御嶽山、富士山まで見えるそうです。
しかし私の目ではどこになに山があるのかさっぱり…。


続いて目指すは正木峠。


12時12分 正木峠に到着。


そして正木ヶ原。


雑誌で大台ヶ原が紹介されるとき、一番よく使われるのがここ正木ヶ原の写真ではないでしょうか。
私が初めて見た大台ヶ原の写真も、このトウヒ立ち枯れの風景でした。
その写真は私にとって衝撃的で、地球が滅びるなかでたどる過程のひとつに思えました。
人間が絶え、虫や鳥が絶え、動物が絶えたあと、
なんの声も聞こえなくなった大地に枯れ木だけが立っている…。


まあ、実際の大台ヶ原は動物や植物の宝庫らしいですよ~。



昭和38年の正木峠の写真を見ることができます。
49年前の暗い森と、青空の下の枯れ木との対比。


神武天皇の像を過ぎて


絶景ポイントとして有名な大蛇嵓(だいじゃぐら)への分岐点。


というか気が進みません…。
絶景ポイントはしばしば絶叫ポイントなのです。


この階段をあがると


あー無理無理。

あんな不安定なところに立ってることさえ無理です。
なにがこわいって足元が前に傾斜してることですよ! 崖に向かって下り坂なんてありえんわ。
足でもすべらせたら止まらないこと間違いないじゃないですか。なんですかあのスッカスカの鎖は~!

結局、岩の先までいくのは断念。ちょっと敗北感を感じながら、分岐ポイントまで引き返しました。

さて時間は13時10分。
ここで尾鷲辻まで戻ってビジターセンターに向かうか迷いましたが、
せっかくここまで来たんだからこのまま一周してしまえ! とシオカラ谷へ向かうことにします。
シャクナゲの群生が見れるはずなんですが



あと1週間。すこしだけ咲いてました。


聞いていたとおりアップダウンが激しいです。谷まで降りるんだからあたりまえか。
こんな木で大雑把な階段が作ってあったりで、足元もおぼつかない。
しかしどれくらい時間がかかるか分からないので、早足で進みます。


13時39分、シオカラ谷へ到着。



吊り橋を渡って



最後の難関、長い急階段


14時6分ゴール。元の駐車場に戻ってきました~。


15時30分から14時30分発のバス整理券に変えてもらって、大台ケ原を後にしました。


連なる山々と



5月はいろいろな緑があってきれいです。