2012-06-26

「エクレアルーッ、パヴィヨンもいったぁーッ」

今月、小さい映画館で「ロシア・ソビエト映画大特集2012」というのをやっていて
30本ぐらいの映画を週代わりで上映しているので、週一で見に行ってます。
ロシア映画なんてなかなか見ることがなく、
貴族の衣装や、テーブルに並んだご馳走とかおもしろく見てます。
そしてこの歳になって判明することもありますね。
戦艦ポチョムキンは第一次大戦中に沈んだ潜水艦だと思ってました。
ラスプーチンはお坊さんなので剃髪してると思ってました。
アホを自覚する瞬間。

昨日は「戦争と平和」を鑑賞。
上映時間は約4時間。1965年~67年の映画で、時代はナポレオンのロシア遠征の頃。
当時のソ連が国力をそそいで作り上げた超大作。彼の国の威信と誇りと意地を見ました。
もうね、もうクライマックスのボロジノの戦いがもうなんと言うか。
最初は戦場で鼓笛隊に続いて行進する軍隊を「なんかこう、のん気よね」と見てたのですが。

CGなどない時代なので、すべて生身の人間がやってるんですよね。
だからCGのようにきれいでスマートで、シュッとしてはないんですよ。
非常にリアルで肉々しく、生々しい。いやあたりまえなんですが。
大砲が着弾するたびに跳ね上がる土と人間。突撃中、銃の一斉射撃でこけまくる馬と人間。
時間がたつにつれてどんどん兵隊が倒れてゆき、辺りは死体役のエキストラだらけになるんですが、
それでもまだまだ出てくるよ。人が、軍隊が…。
金も人も馬もなにもかもなにもかも、どんだけこの映画につぎ込んどんねんロシア。
超大国、の意味を思い知った映画でした。


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さて、今年のバラは1番花がほとんど見れなかった。
レディヒリンドン、プリンセス・オブ・ウェールズ、エリザ・ボエルにはまったくツボミがつかない状態。
特にヒリンドンが弱々しく、そういえばウチに来てから3年間、一度も植替えしてないんでした。
わがファースト・ローズになんたる仕打ち。
どれも切り戻したらツボミがつきましたが、ヒリンドンは秋まで摘蕾する予定。
がんばれ古株三人衆。


ハイブリッドパーペチュアルのエクレアルが去年より調子いいです。
去年はこんな感じ。ツボミが2~3個、花もなんとな~く頼りなかったのですが



今年はすこし体力がついたらしく、8個のツボミがつきました。
それがすべて咲いたわけではなかったのですが、花もいくぶんガッシリしてきました。






大きい花ではないのに、どんだけ花びらつまってるんだ。
10号鉢へ植替え、機械的に毎日水やり、化成肥料も去年よりいくぶん多め。
奉仕すれば応えてやるよってことですか。うどん粉大好きエクレアル。

今年はベイサルシュートも2本出てきたよ~♪


終わったと思っていた花も、新たにツボミが2個ついた。
どうせ秋は見れないんだから、全部咲かせて堪能する予定。


去年、鉢バラで買ったパヴィヨン・ド・プレイニー。
すぐツボミがいっぱいついたんですが、なんか知らんが全部だめになり…。
この春もツボミがついたんですが、なぜかだめになり…。
すぐ咲こうとするから摘蕾が必要と聞いてたのに、なにもすることないよー。
その代わり、ベイサルシュートが生えてきた。


今ひとつだけ良さげなツボミがあるので、今度こそ美しい花がみたいなあ。


ところでロシア・ソビエト映画特集、 ラストは「ボヴァリー夫人」を見る予定です。
ロシアの監督が撮った映画ですが、もともとはフランス文学で1856年に発表。
エクレアルは1883年、パヴィヨン・ド・プレイニーは1863年。
19世紀のフランス作品つながりでむりやりまとめてみた。




2012-06-13

青森紀行(下)

5月5日、メインイベントの奥入瀬渓流です。
青森駅を7時50分発みずうみ号で出発。途中まで昨日の酸ヶ湯温泉と同じルートです。
バスはほぼ満員。
昨日のまっしろだった場所はこんなんだった。



9時48分 焼山のバス停へ到着。
10時23分、奥入瀬渓流の遊歩道を歩き始める。



西日本ではゴールデンウィークといえば新緑の季節。
でもここではちょうど芽吹きの季節です。
木々は葉っぱがなく寂しい景色ですが、よく見るといろいろ小さな芽が出ててうれしくなります。



倒木に邪魔されたり


11時51分 石ヶ戸休憩所に到着。
ここでは自動販売機やトイレがあり、うどんなども食べられます。
ここで昼食のおにぎり。


石ヶ戸。昔、女盗賊がここをすみかにしていたという伝説があるそう。

屏風岩

かたつむりみたいな

12時45分 有名な阿修羅の流れに到着。


おお、ここはぜひ新緑に囲まれているのを見たいなあ。

千筋の滝
雲井の滝 到着。
滝からの流れが見れるこの景色がいい。


近くまで寄れますよー靴ぬれるけど。



ところどころ雪が残ってる。
渓流沿い+未塗装+雨上がり+残雪とくれば、なかなかに悪路です。
さて、そろそろトイレに行きたいんですが、ここまでまったくない…。




13時59分 やっとトイレがあったー!
石ヶ戸で水分をとる人が多いと思うので、約4kmのここまでにもう一つトイレが欲しいところ。
ティッシュないので注意。
玉簾(たますだれ)の滝
もう少し水が少なければ
玉簾に見えるか?

九段の滝


すぐ側では車が走ってるのに、まるでどこかの原生林を歩いているようだ。

14時56分 銚子大滝に到着~。
ほぼ直角なので魚がこの滝を登れず、十和田湖にはかつて魚がいなかったと言われているそうですよ。



15時23分 ゴールの十和田湖に到着。


このあとバスに乗って焼山へ戻り、奥入瀬渓流ホテルへ宿泊。
夜は露天風呂に入りましたが、最後の最後で! 満月がきれいでしたわー。

初青森はこれでおしまい。
三内丸山遺跡、恐山に仏ヶ浦、太宰治記念館、八甲田山ロープウェイ…。
行ってみたいところはまだまだあります。
そして今度は新緑の奥入瀬渓流を歩いてみたい。


青森紀行(上)

ゴールデンウィークは青森へ行ってました。
夜行バスで5月3日の8時30分に仙台駅へ到着、そこから高速バスに乗りかえて弘前で花見を楽しみ、
青森市へ移動。

だったんですが。
悪天候と渋滞で、仙台に着いたのはなんと11時40分。
弘前行きバスはとっくに出てしまってました。あーんチケットがムダに。
夜行バスはたびたび乗りますが、3時間遅れなんて初めて…。
気をとり直してお昼に食べた牛タンはうまかった。

今晩のホテルは青森市内。予定を組みなおし、高速バスで直接、青森市へ向かうことにします。
しっかし天気は最悪の暴風雨。
夜8時、やっとホテルに到着。寿司屋で飲んだ田酒が美味。

青森2日目。
今日こそは花見をするべく、特急つがるで弘前へ。


駅前のバス停には弘前公園に行く人の列ができますが、直行バスがどんどん来ます。料金100円。
今年は桜の開花が遅れて、ここの桜の満開はちょうどゴールデンウィーク! なんてラッキ~。


あれー散ってる…。


見たことないぐらいいっぱいいっぱい桜の木があるのに散ってるー。昨日の暴風雨め……。

きれいだった東錦(あずまにしき)


桜の花びらでピンクに染まる堀


帰りに旧弘前市立図書館を撮影して、駅へ向かう。


さて、今回の旅で絶対ここには行っておきたい! と思っていたのが八甲田山の酸ヶ湯(すかゆ)温泉。
行けるのは今日だけ。バタバタと青森駅に引き返して15時15分発のバス みずうみ号で向かいます。
このバスでは乗車中、ねぶたや温泉など青森の案内テープが流れます。
八甲田山の細い道路をうねうねと走る最中、窓から見える景色も説明してくれます。
「左に下北半島が」「右に岩木山が」と言ってくれるのですが



視界まっしろ。


16時46分 酸ヶ湯温泉到着。
さすがに混浴に入る勇気はない。急いで女湯に入りました。
ここはねー、ここの湯はいいですよー。温度はかなりぬるくて白濁、硫黄の匂い。
いいわーこれなら1時間ぐらいず~っとつかってられるわ~。今日は時間ないけど~。
ここまで来るのにバスで1時間30分、湯につかったの15分。しかしかなり満足。
いつかここに泊まってゆっくり温泉を堪能したい。

5月だというのにこの深さ。


バスでふたたび青森駅へ。小雨。吐く息が白いよ。
晩御飯に食べた味噌カレー牛乳ラーメンがおいしかった。